TOP > 建築家の声 Vol.4 建築家・米田正彦氏

真っ白で、周囲の街並みから浮かび上がるような建物にしたかったんです。このF.FLATSは1階がオーナーさん、4階が息子さん家族の住居で、2、3階が賃貸住宅。各階の異なる要素をまとめるテクニックとして白い箱のように見せたいという意図もありました。ただし、汚れを考えるとこうした4階建ての建物はメンテナンスが大変。賃貸住宅で資産価値も維持も大切なテーマでしたので、セルフクリーニング効果のある光触媒の外壁塗料を使うことは最初からイメージしていました。白っぽくてマットなイメージはオーナーさんもすぐに気に入ってくれましたので、同時にハイドロテクトコートの使用が決まったのです。
確かに普通の外壁塗料に比べ高めかもしれませんが、今回は4階建てで塗装面積が広いというスケールメリットもあって割高という感じはありませんでした。竣工から1年経っても汚れが気になりませんし、オーナーさんにも満足いただいています。先々のメンテナンスの費用を考えても、バランスの良いコストと言えるのではないでしょうか。
今までは特に雨筋の跡などがつきやすい窓周りは、庇やサッシの水切りをいかにデザインするかで対処していましたが、ハイドロテクトコートを施工することで常に汚れを分解し、非常に高いセルフクリーニング効果を半永久的に発揮でき、汚れを気にしないで済むのであれば、デザインの幅が大きく広がりそうです。
庇や水切りがいらなくなって、施工にかかるイニシャルコストが下がります。今までのデザインの常識が変わっていきますね。新しいことを良しとする日本では建物の経年価値というものがなかなか認められませんが、ハイドロテクトコートを使えば、建物の美観は長く維持されるし、制約の少ない自由なデザインができる。建築デザインの新しい価値観がここから生まれそうです。
最近は意識の高いお施主様が増えていますから、ハイドロテクトコートがもつ、大気中の汚染物質を分解する空気浄化効果(1,000㎡あたりポプラ95本相当;ECO-EXの場合)は、環境に配慮しようという方々に共感を呼ぶのではないでしょうか。ハイドロテクトコートは、お施主様にデザイン、機能性の両面で使うことの意義を伝えることができる。思い切った提案ができそうです。

※LIVES Vol.46 AUG.-SEP. より抜粋




















