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「~建築や環境を考える~「TRAPEZIUM」での採用」田口知子建築設計事務所代表 田口知子氏

Architect's Voice ハイドロテクトコートを語る Vol.5 建築家・田口知子氏が選ぶ光触媒コーティング材

白い壁を汚れから守るための決断

「TRAPEZIUM」は開放的なリビング・ダイニングとは対照的に、寝室や浴室などは最小限のデザインにして、白い塊となってダイニングの上部に浮かぶような構成になっています、そのため2階に迫り出したボリュームができたのですが、この部分の外壁をクライアントの希望もあり白くすることにしました。私はこれまで平滑な白い壁を使うことはほとんどありませんでした。都内では白い外壁はすぐに汚れてしまうからです。通常の塗料では、きれいに保つためには数年で塗り替えが必要になるかもしれません。そこで自浄作用のある光触媒塗料という選択肢が浮かびました。以前から機能性塗料には興味がありいろいろ調べていて、ハイドロテクトカラーコートECO-EXがよいのではと思いクライアントに薦めたところ採用が決まりました。

「白」が、「モダニズム」が、身近に

モダニズムと白い壁というイメージは未だに強く、われわれに設計を依頼される方の多くは白い外壁を希望されます。しかもなるべくシンプルな、例えば庇もない四角い箱のような形を好まれるのです。しかし、設計者としては庇無しで白い壁をきれいに保つことは難しい問題です。それがECO-EXを使うことで防汚性能が高くなるため、白が選びやすくなりました。それでクライアントの希望を叶えることに繋がると思います。

塗料だけに頼らない、幾重にも考慮された設計

迫り出した2階部分は勾配のある屋根形状による雨垂れが心配で、後々のことも考えて、水切りが必要かTOTOオキツモコーティングスに問い合わせたところ、水切りはあった方が汚れにくい、ということで付けています。光触媒塗料の性能を十分に発揮させるためにも2重3重の汚れ対策を施しています。

エコフレンドリー効果

ECO-EXは汚れを防ぐだけでなく、環境にやさしいさまざまな効果があることが分かって驚きました。遮熱効果によりCO2削減に繋がったり、光触媒作用によって大気中の汚染物質(NOX、SOX)を分解したりするんですね。これからは自分だけよければいいといった考え方ではなく、環境や地球全体を考えることが必要になってきますし、そういった意識の高いクライアントが増えてきていると感じます。設計者としても環境にやさしい製品は積極的に提案していきたいですね。

「TRAPEZIUM」北西の前面道路側より見る。2階の迫り出したボリュームの外壁にECO-EXを採用。撮影:新建築社 写真部「TRAPEZIUM」
北西の前面道路側より見る。
2階の迫り出したボリュームの外壁にECO-EXを採用。
撮影:新建築社写真部

「TRAPEZIUM」1F住宅部分と地階のホールへのアプローチ 撮影:新建築社写真部「TRAPEZIUM」
1F住宅部分と地階のホールへのアプローチ
撮影:新建築社写真部

※新建築2009年8月号より抜粋

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